AACに関するよくある質問

ライセンスの取得対象者は、どのような事業者ですか。

エンドユーザーエンコーダーやデコーダー製品のメーカーまたはディベロッパーにはAAC特許ライセンスが必要です。

どのような製品がライセンスの対象となりますか。

直接または流通経由でエンドユーザーに販売されるライセンシーのエンドユーザー製品がこのライセンスの対象となります。エンドユーザー製品でないライセンシーの製品(コンポーネントまたはインプリメンテーション)はこのライセンスの対象となりません。エンドユーザー製品へのコンポーネントまたはインプリメンテーションの組み込みを行う当事者がライセンスを取得する必要があります。

AAC特許ライセンス許諾プログラムが対象となる技術には、どのようなものがありますか。

ライセンスの対象となる技術は、AAC Low Complexity(AAC-LC)、High Efficiency AAC(HE-AACまたはaacPlusとも呼ばれます)、MPEG-4 HE AAC v2、xHE-AAC(Extended HE-AAC)です。またこのライセンスには、MPEG-4 AAC Scalable、MPEG-4 Low Delay AAC Profile(AAC-LD)、MPEG-4 ER AAC ELD(AAC-ELD)、AAC-ELD v2の必須特許が含まれています。このライセンスにはAACの商業利用のために必要な包括的な内容が含まれています。このライセンスは、他のオーディオ技術を使わずにこれらのテクノロジーを活用する目的のためのみに、ライセンス許諾された特許を使用する権利をライセンシーに供与します。

Extended HE-AACとは何ですか。

xHE-AAC(Extended High Efficiency AAC)は、ISO MPEGにより標準化されているオーディオ圧縮技術であるAACファミリーの最新のアップグレードです。

xHE-AACは、トーク、音楽と音声、音響効果、純粋な音楽など、さまざまなオーディオコンテンツを組み合わせる、ラジオ放送、ストリーミング、ポッドキャストなどの、さまざまな用途に最適です。

コンテンツの種類を組み合わせても非常に低いビットレートで音質を維持できることにより、xHE-AACはDigital Radio Mondiale(DRM)[www.drm.org]のための必須オーディオコーディングフォーマットとして選択されました。DRMは、短波からVHFまで既存のアナログラジオ放送インフラストラクチャ上で動作する、グローバルでITUにより承認されたデジタルラジオ規格です。 

ステレオで12 kbps、モノコンテンツでは6 kbpsと低いビットレートのため、xHE-AACは2Gネットワークによる信頼性の高いストリーミングオーディオサービスにも対応できます。2Gネットワークは新興市場のモバイルユーザーの最大90%を占めており、これまでは対応できなかった、これらのユーザーに対応できます。また世界中でも、過密なモバイルネットワークや、都市部以外でのフォールバックによる低いビットレートでの通信状態などにおける、配信信頼性の向上を図ることができます。xHE-AACの使用により、ストリーミング帯域幅の大幅な節約を図ることができ、サービスプロバイダーはCDNコストを節約できます。さらにxHE-AACは、コンシューマーが限られたデータプランでストリーミングサービスを使用する場合の、追加料金の不安を解消できます。 

xHE-AACテクノロジーに関する詳細は、こちらの資料をご覧ください。

ダウンロード可能なxHE-AACのオーディオのデモは、こちらのDRMのウェブサイトで入手できます。

Extended HE-AACには追加の費用が必要ですか。

いいえ。xHE-AAC特許は、ライセンシーによる追加費用なしで、AACプログラムに追加されています。

AAC には使用料がかかりますか。

いいえ、使用手数料はありません。エンコーダーやデコーダーの販売時のみ、ライセンス料金をお支払いただきます。AACでエンコードされたビットストリームの配信時には特許ライセンス料金の支払いは不要です。放送、ネットワークでのストリーミング、物理的メディアでの提供など、配信形式は問いません。

AACライセンスの有効期間は、何年ですか。

ライセンスの期間は5年間です。更新によってさらに5年間の期間延長が可能です。

ライセンス料金以外に必要なコストはありますか。

ライセンスの締結時に初期費用として15,000ドルの支払いを行う必要があります。この費用は1回だけお支払いいただくもので、年間使用料金または年間最低料金はありません。従業員が15人以下で、かつ年間粗利益が100万米ドル未満の小規模な企業や組織については、この初期費用は1,000ドルに減額されます。また既存のライセンシーがAACライセンスの更新またはアップデートを行う場合には、初期費用は不要です。

AACのウェブサイトでは、PCソフトウェア製品には異なる料金が表示されていました。その料金は今でもありますか。

はい。PCソフトウェアの区分による報告がVia Licensingにより承認された製品では、それらの料金を引き続き利用できます。

AACライセンス許諾プログラムに参加しているライセンサーはどのような企業ですか。

AAC特許ライセンス契約によってAAC必須特許の権利を供与している企業のリストは、こちらをご覧ください。

ライセンスのサンプルを取得して確認するにはどうすればよいですか。

AAC特許ライセンス契約のサンプルは電子メールによって電子的形態で提供されます。ライセンスのサンプルをリクエストするには、Via Licensingのウェブサイトのサンプルリクエストフォームに記入してください。

契約を締結してライセンスを取得するにはどうすればよいですか。

サンプル契約書の確認後に、質問がある場合には、Via Licensingの担当者がお答えします。契約締結の準備が整ったら、Via Licensingは、カバーページと署名ページに貴社名が記入されたAAC特許ライセンス契約のハードコピーを2部作成します。これらの書類は締結用に配送業者により送付されます。希望により締結用の契約書を電子メールによって電子的形態で提供することも可能です。2部の書類に署名が行われてVia Licensingに返送されると、Via Licensingによる副署が行われ、1部の書類がライセンシーに返送され、もう1部の書類はVia Licensingにより記録のため保持されます。初期費用(AAC契約に移行する既存のライセンシーを除く)は契約の発効日から4週間以内に支払いを行う必要があります。ライセンシーがライセンスの条件に従う限り、ライセンスは5年間有効(更新可能)です。

AACプログラムの報告要件を教えてください。

ライセンシーは、許諾された製品の販売数を四半期ごとに、セキュリティ保護されたウェブサイトを使って報告しなければなりません。四半期ごとの報告に必要な情報は、製品名(名称やモデル)と四半期間の販売数のみです。代替料金体系でR2の国/地域で販売される製品を報告するライセンシーは、販売国も報告する必要があります。

料金表に含まれる「リセット」とはどういう意味ですか。

リセットとは台数あたりの料金が定期的に単価から計算されることを意味します。年次リセットの場合、使用料はその単価が開始された1年間のAAC製品の販売数に対して(その前年中のAACの販売数にかかわらず)計算されます。この1年間は第一暦四半期から始まる必要はなく、ライセンシーが報告を行う四半期から始まり連続する4四半期です。

マルチチャンネル製品とステレオ製品ではライセンス料金に違いがありますか。

AAC特許ライセンス契約では、ステレオ製品は1台として計算されますが、マルチチャンネル製品では1.5台としてライセンス料金が計算されます。

ステレオ製品とマルチチャンネル製品はどのように区分されますか。

AAC信号を受信してその信号を1つの音声方式(圧縮または非圧縮)の3つ以上のチャンネルにデコードするデコーダーを含むデバイスはマルチチャンネル製品とみなされます。3チャンネル以上から構成されるエンコード済みAAC信号を生成できるエンコーダーを含むデバイスもマルチチャンネル製品とみなされます。

ここで「チャンネル」とは、左、右、中央、左バックなどの音声チャンネルを意味します。テレビ放送のチャンネルではありません。マルチチャンネル製品の例には次のようなものがあります:デコーダーの出力段階で6チャンネルPCM信号を生成するデバイス、AVアンプのリアパネルで6チャンネルアナログ信号を生成するデバイス、5.1チャンネルAAC信号を別のフォーマット(圧縮または非圧縮)に変換するデバイス。 

上記の例外として、マルチチャンネルAAC信号をデコードするデバイスで、(デコード処理時またはデコード処理後に)ステレオへのダウンミックスのみを行う(マルチチャンネル出力を行わない)ものは、マルチチャンネル製品とはみなされません。

許諾された製品には試用期間がありますか。

はい。ライセンシーはエンドユーザーに最大30日の製品の試用期間を提供できます。

AAC特許ライセンス契約に署名を行うと、次に何を受け取りますか。

ライセンシーは自社とVia Licensingにより締結された契約を受け取ります。Via Licensingtはライセンサーの代理としての役割を果たします。この契約は、AAC規格を契約書に定義された方法によって活用する目的のためのみに、ライセンス許諾された特許を使用する権利をライセンシーに供与します。AAC特許ライセンス許諾プログラムに基づく追加の提供物(ソースコード、コンプライアンスビットストリーム、技術サポートなど)はありません。

コードまたはAACのその他のノウハウは、どこから入手できますか。

多くの企業がさまざまなAAC技術のインプリメンテーションをライセンス許諾しています。さらに、基準ソフトウェアをISOストアhttps://www.iso.org/store.htmlで入手することができます。Via LicensingはAACに関するコード、エンジニアリングサポート、技術サポートの提供元ではありません。

これらのよくある質問はライセンス許諾プログラムの説明のために提供されています。ライセンスに関する契約条件はライセンス契約に含まれています。